
東京都狛江市とマーケットエンタープライズは、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、2月27日(金)より連携をスタート。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、狛江市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指す。
狛江市の「おいくら」導入の背景
狛江市では、環境広報誌「こまeco通信」などといった媒体を通じ4Rの周知を図ってきたが、ごみ処理費用の負担増加に加え、高齢化の進展に伴い家庭ごみの搬出が困難になっていることが喫緊の課題となっていた。
また、ごみとして排出された不要品の中にはリユース可能なものが多く含まれており、市民に向けたリユース活動のさらなる周知・啓発につながる施策導入を検討していたという。
他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。
そうした中で、マーケットエンタープライズが狛江市に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

マーケットエンタープライズが展開するリユースプラットフォーム「おいくら」は、不要品を売りたい人が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リユースショップに一括査定依頼され、買取価格・日時・買取方法・口コミなどを見て比較することができる。
一度の依頼だけで不要品の査定結果をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ155万人(2025年6月末日時点)の人が利用しているという。
狛江市の粗大ごみ回収の課題を「おいくら」が解決
狛江市では、事前申請による戸別収集にて粗大ごみの有料回収を行なっているが、大型品や重量のあるものでも、市民が自宅の外へ運び出す必要がある。そのため、市民からは搬出が困難という声が寄せられていた。

「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性がある。「おいくら」を通じて買取依頼を行えば、最短で当日の不要品売却・受け渡しが可能となる。なお、市民のサービス利用はもちろん、市の費用負担もない。
多様化する不要品処分ニーズに対応
2月27日(金)に狛江市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能となった。狛江市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。
また、この取組によって売却という手軽なリユース手段が市民に認知されれば、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していくという。
東京都狛江市について
狛江市は、世田谷区と調布市、川崎市に囲まれている全国で2番目に小さい市。1月1日(木)時点での人口は82,258人(男性39,790人/女性42,468人)、世帯数は43,622世帯となっている。
市内には野川緑地公園や西河原公園、前原公園などがあり、一年を通して多摩川の豊かな自然に親しむことができる。また、都心近くにも関わらず都市農業が盛んで、枝豆などの名産品がある。新都心新宿から小田急線で西へ20分とアクセスが良く、東京のベッドタウンとして栄えている。
狛江市で不用品処分を考えている人は、「おいくら」のサービスを利用してみては。
狛江市HP おいくら詳細ページ:https://www.city.komae.tokyo.jp/index.cfm/41,78222,323,2021,html
(yukari)